姿勢

手先が不器用、姿勢が安定しない子どもへ──体幹と前庭覚の発達がカギ!

「うちの子はお箸が苦手」「ノートに字を書くとき体がぐらぐら」「授業中も椅子にじっと座っていられない」こうした悩みをもつ親御さんや先生は少なくありません。手先の不器用さや、体が安定しない様子――実はその背景には、「体幹」と「前庭覚(ぜんていかく)」の発達や働きが深く関係していることが、近年の発達科学・理学療法の研究で明らかになってきました。本記事では、なぜ体幹や前庭覚が大切なのか、どのような働きをしているのか、どんな運動や工夫で“土台”を育てられるのかを、科学的根拠を交えながら解説します。
学校

発達支援の視点から考える「子どもの偏食」とその向き合い方

「野菜は全く食べない」「白いごはんしか食べてくれない」「せっかく作っても一口も食べない」子どもの偏食に悩む親御さんや支援者はとても多いものです。でも、その背景には“わがまま”だけではない、感覚や発達、心や体の個性が隠れていることも少なくありません。本記事では、偏食の科学的な根拠や最近の研究知見をもとに、「なぜ起こるのか」「どう向き合うか」をわかりやすく解説し、保護者・支援者が“気持ちが楽になる”ためのポイントや実践アイディアもご提案します。
バランス

学校生活の事故やケガを防ぐために──「動作観察」「姿勢評価」とケガ予防体操のコツ

子どもたちが元気に過ごす学校生活。でも、日々の中では「転んだ」「ぶつけた」「足をひねった」など、思わぬケガや事故が起こりがちです。保護者や先生にとっても、「どうやったらケガを防げるの?」「何か家庭や学校でできることは?」と心配や疑問を持つ方が多いでしょう。理学療法士の立場からみると、「ケガの予防」は日々の動作観察や姿勢評価、そして体を使った遊びや体操の工夫によって大きく変わることがわかっています。この記事では、「なぜケガが起こるのか」「どうすれば予防できるのか」、そのポイントと具体策をわかりやすく解説します。
運動

夏休みにおすすめ!小学生の年齢別・自宅でできる「体づくり」運動&体操メニュー

長い夏休みや冬休みは、子どもたちが“体を大きく育てる”チャンスでもあります。でも、外遊びや運動の機会が減りがちな現代。「体力が落ちている」「家でダラダラしがち」「運動不足が心配」という声もよく聞かれます。そこで今回は、小学生の年齢別におすすめしたい「自宅トレーニングメニュー」を理学療法士の視点でご紹介。「楽しく・カンタンに・続けやすい」運動メニューで、親子で体の基礎をつくりましょう!
発達

日常生活や遊びでのケガを防ぐために──親や支援者が知っておきたいポイントと理学療法士のアドバイス

子どもたちの毎日は、家や園、学校、公園、友だちの家など、さまざまな場所であふれるような活動の連続です。夏休みなどの長期休みに入ると学校以外の慣れない環境に行くこともあり、怪我をする子供が増えてくるとも言われます。自由に動き回り、遊びを通して多くのことを学んでいく一方、ちょっとした不注意や環境の違い、発達段階の違いによって思わぬケガも起こりがちです。理学療法士として、子どもの成長や発達を支えつつ、「ケガを防ぐ工夫」や「見守りのポイント」についてお伝えします。
習慣

休みの日は“自然”を感じてみませんか?──子どもから大人まで「自然とのふれあい」が心と体にもたらすもの

仕事や勉強、スマホやパソコンに囲まれた毎日――。忙しい現代社会の中で、自然とふれあう時間がどんどん減っています。だからこそ、休日やちょっとした空き時間こそ、森や公園、川、海、草花といった「自然」を感じてみませんか?子どもはもちろん、大人にとっても自然とのふれあいは“心と体”にたくさんの良い効果があります。この記事では、自然を感じることのメリットや必要性を、わかりやすくお伝えします。
習慣

夏休みに「これだけはやっておきたい」──子どもの発達・運動能力アップと生活リズムを守るポイント

「せっかくの夏休み、子どもの成長にとってプラスになることをしてほしい」「でも、生活リズムが乱れたり、ダラダラしてしまうのが心配…」親御さんや先生にとっては悩みの1つではないでしょうか。長期休みは「いつもできない体験」「のびのび遊ぶチャンス」でもありますが、生活習慣や体力低下へのリスクも大きい時期です。この記事では、子どもの発達や運動能力を高めるための工夫、生活リズムを整えるコツを、科学的根拠と理学療法士の専門的視点からわかりやすく解説します。
発達

子どもの動作分析から始まる支援──なぜ分析が必要で、どう進めるのか

「なぜうちの子はボタンが留められないのだろう?」「運動が苦手なのは何が原因?」こうした疑問を感じたことはありませんか。子どもの“できない”や“苦手”の背景には、実は様々な理由や要因があります。その理由を一つ一つ明らかにしていく――それが動作分析です。理学療法士は、動作分析を通じて「何がうまくいっていて、どこにつまずきがあるのか」を科学的に把握し、そこから支援や指導をスタートします。この記事では、なぜ動作や行動の分析が必要なのかどのように分析するのかそして「分析から支援が始まる」ことの重要性について、専門的な視点でわかりやすく解説します。
発達

子どもの発達支援における「目標設定」──メリット・必要性と実践方法

「うちの子、できることがなかなか増えない」「何から支援すればいいか分からない」こんな悩みをもつ親御さんや支援者の方は多いのではないでしょうか。発達が気になる子どもをサポートする上で、とても大切なのが「目標設定」です。たとえば、「縄跳びを10回跳べるようにする」など、具体的な目標を決めることで、子どもも大人も“がんばる方向”や“成長の実感”が見えやすくなります。この記事では、目標設定の科学的メリットと実際の進め方、発達支援におけるポイントを詳しく解説します。
運動

年齢別・子どもにおすすめの外遊びリスト──発達段階に合わせた運動体験で“からだと心”を育てる

「何して遊んだらいいの?」「この年齢でどんな遊びが発達にいいの?」子どもたちの外遊びの機会が減っている今、年齢や発達段階に合った遊びを知っておくことはとても大切です。外遊びは、筋力やバランス、感覚統合、社会性や創造性まで多くの力を育てる“発達の宝箱”です。本記事では、理学療法士の視点から、年齢別のおすすめ外遊びリストとその発達的な意義を詳しく解説します。